今回はおすすめの中古で買える一眼レフフィルムカメラについて紹介。
・人気の高い一眼レフフィルムカメラを知りたい。
・初めてフィルムカメラを買いたいけどどれを選んだらいいかわからない。
…こんな悩みを解決できる記事になっています!
フィルムカメラは、今でも多くの人に愛され続けているカメラの一つです。その中でも初めてのフィルムカメラを中古で探す際には、どのようなカメラを選べばいいか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、初心者におすすめしたい中古で購入できる一眼レフフィルムカメラを10機ご紹介いたします。
フィルムカメラって何?デジタルカメラとの違いは?
フィルムカメラとは、写真を撮影する際にフィルムという感光材料を使って記録するカメラのことを指します。フィルムカメラは、デジタルカメラが普及する前の時代に主流だったカメラで、現在でも多くの人々に愛されています。フィルムカメラの撮影方法は、一般的にはレンズを通じて光を取り込み、フィルムに感光させることで画像を記録します。その後、フィルムを現像することで写真が完成します。
フィルムカメラとデジタルカメラの最大の違いは、撮影に使用する媒体が異なる点です。フィルムカメラはフィルムを使用して、デジタルカメラは電子センサーを使用して写真を撮影します。そのため、フィルムカメラは現像する必要があるため、撮影した写真をすぐに確認できないという点があります。一方、デジタルカメラは液晶モニターを使用して、すぐに撮影した写真を確認できます。
フィルムカメラの魅力は、古典的な外観や、昔ながらの写真の雰囲気が魅力的であることや、フィルムの特性による独特の色調や風合いがあることです。また、フィルムカメラは、撮影した写真を現像する作業が必要であるため、写真の撮影プロセスや技術を学ぶことができます。そのため、多くの写真愛好家やプロカメラマンに愛され続けています。
初心者必見!おすすめフィルムカメラ10選
フィルムカメラのなかでもいくつか種類があり、その中でも代表的なのが一眼レフと呼ばれるタイプのフィルムカメラです。
一眼レフフィルムカメラの特徴は、操作が簡単でフィルムカメラの使い方を覚えやすいこと。また、レンズの交換も自由自在に出来るので、初めてカメラを購入する方にも、本格的な写真を撮りたいプロの方にもおすすめです。
Nikon F3|1980年発売の名機
Nikon F3はNikonのカメラの中でも「F一桁」と呼ばれる最上位機種の名機。1980年に世に出てから20年以上にわたり、改良を続けながら生産されました。
F3の最大の特徴は、当時の他の一眼レフカメラに比べて高精度な露出制御機構を搭載していることです。この露出制御機構は、ニコン独自のマトリックス測光システムを採用しており、撮影対象のシーンの明るさと色分布を解析し、最適な露出を自動的に設定します。
また、F3は、高耐久性のマグネシウム合金製ボディーを採用しており、非常に頑丈な作りになっています。このため、現在でも多くの愛好家によって使用されています。
さらに、F3はオプションでMD-4モータードライブを取り付けることができ、最大5コマ/秒の高速連写が可能です。この機能により、スポーツや舞台など、高速な動きを追う撮影にも対応できます。
F3は、マニュアルモードからプログラムAEまで幅広い露出制御機能を備え、交換レンズも豊富に用意されているため、多様な撮影シーンに対応することができます。
メーカー | Nikon |
発売年 | 1980年 |
シャッター速度 | オート:B~1/2000(無段階)
マニュアル:B・T・X・8~1/2,000 秒(18段階) |
サイズ/重量 | W148.5 x H96.5 x D65.5/715g(ボデイのみ) |
特徴 | 緊急用の機械式シャッター機能 |
中古価格 | 30,000~35,000円 |
NIkon FE|オートだからこそ、使いやすく
Nikon FEは、1978年にニコンが発売したフィルム一眼レフカメラの一つです。「オートだからこそ、使いやすく。」をキャッチコピーに、ニコンのマニュアルフォーカスカメラであるNikon FMの自動露出機能を搭載したモデルで、初心者から上級者まで幅広く使われました。
Nikon FEは、電子制御による絞り優先自動露出と、マニュアル露出が可能で、マニュアル露出時には、シャッタースピードと露出計の表示がマッチングされ、撮影時に露出計の針を見るだけで適切な露出を設定できます。また、露出計は、中央重点測光方式を採用しており、高い露出計精度を誇ります。
フィルムの種類に応じて、ISO感度を25から3200まで設定できるため、様々な撮影条件に対応できます。レンズマウントはニコンFマウントで、ニコンFマウントレンズをはじめとする、様々なレンズが使用可能です。
また、軽量かつコンパクトなボディーで、持ち運びやすく、使いやすさが高く評価されています。さらに、高品質な製造技術により、堅牢で信頼性が高いことも特徴の一つです。初心者から上級者まで、様々なニーズに応えることができる優れたカメラです。
メーカー | Nikon |
発売年 | 1978年 |
シャッター速度 | オート:8~1/1,000 秒(無段階)
マニュアル:B・M90(1/90秒)・8~1/1,000 秒(16段階) |
サイズ/重量 | W142×H89.5×D57.5/590g(ボデイのみ) |
特徴 | 絞り優先AE、電子制御シャッター搭載 |
中古価格 | 10,000~15,000円 |
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Nikon New FM2|基本が学べるスタンダードな一台
Nikon New FM2は、1982年から2001年まで販売された、長い歴史のあるNikonの中でもロングセラーの一台。Nikon FM2の後継機種で、Nikon FMシリーズの中でも最も高機能なカメラとして知られています。
New FM2は、堅牢なマグネシウムボディーに搭載された、高精度の機械式シャッターが特徴的です。シャッタースピードは1秒から1/4000秒まで、さらにB(バルブ)の設定もあります。露出計は、シャッター速度優先と絞り優先の両方の露出制御が可能なTTL(スルー・ザ・レンズ)方式を採用しています。
また、New FM2は、Nikon Fマウントを採用しているため、Nikonのほぼすべてのレンズが使用可能です。さらに、電源を必要としないため、バッテリーの切れる心配がありません。
New FM2は、プロフェッショナルからアマチュアまで、幅広い層に愛用されていました。現在でも、中古市場で高い人気を誇っています。
メーカー | Nikon |
発売年 | 1984年 |
シャッター速度 | 1秒〜1/4000秒 |
サイズ/重量 | W142.5×H90×D60/540g(ボデイのみ) |
特徴 | 高耐久性、驚くほど見やすいファインダー |
中古価格 | 30,000~35,000円 |
OLYMPUS OM-1|誰にでも使いやすいオシャレな一台
OLYMPUS OM-1は、1972年に発売された35mmフィルムカメラで、オリンパス社が開発したオリンパスOMシリーズの最初のモデルです。当時のカメラ市場において、非常に小型・軽量でありながら高い性能を備えたカメラとして、大きな話題を呼びました。
OM-1は、フルマニュアルモードのみでの撮影が可能で、シャッタースピードは1秒から1/1000秒までの範囲で設定可能です。露出計は、一眼レフカメラとして初めてのオリンパス独自のセンサーを採用しており、ISO感度に応じて露出を自動調整します。また、ファインダー内に露出メーター表示があり、撮影時に必要な情報を確認することができます。
OM-1は、小型・軽量であることに加えて、シャッター音が非常に静かであるため、ストリートフォトグラフィーやスナップ写真に最適なカメラとして人気を博しました。さらに、オリンパス独自のマウントを採用しており、OMシリーズ用のレンズが豊富にラインナップされているため、多彩な撮影スタイルに対応可能です。
現在では生産が終了していますが、中古市場での人気は高く、カメラコレクターやフォトグラファーから愛されています。
メーカー | OLYMPUS |
発売年 | 1973年 |
シャッター速度 | B、1秒〜1/1000秒 |
サイズ/重量 | 約W134.8×H91.6×D72.7mm/511g(ボデイのみ) |
特徴 | 小型・軽量、デザインが美しい |
中古価格 | 15,000~20,000円 |
Canon EOS-1N|思ったままに写真を残す
Canon EOS-1Nは、1994年に発売された35mmフィルムカメラで、キヤノン社が開発したEOSシリーズのフラッグシップモデルです。当時のプロ向け一眼レフカメラ市場において、高い性能と耐久性を備えたカメラとして、多くのフォトグラファーから支持を受けました。
EOS-1Nは、キヤノン独自のEFマウントを採用しており、EFレンズとの互換性があるため、多彩な撮影スタイルに対応可能です。また、フルマニュアルモードのみならず、絞り優先AEやシャッター優先AE、プログラムAEなどの自動露出モードも搭載しています。シャッタースピードは、30秒から1/8000秒までの範囲で設定可能で、高速シンクロ機能も備えています。
EOS-1Nは、スポーツや報道など、高速な撮影が求められる場面でも活躍することができます。また、フィルムカメラとしては珍しく、標準的な機能だけでなく、カスタマイズ機能も備えています。この機能を使うことで、自分に合った操作感や機能を設定することができます。
現在ではEOSシリーズがデジタル一眼レフカメラに移行しているため、EOS-1Nも生産が終了していますが、中古市場での人気は高く、プロ向けカメラとして愛されています。
メーカー | Canon |
発売年 | 1994年 |
シャッター速度 | 30〜1/8000秒 |
サイズ/重量 | W161×H112×D72/855g(ボディのみ) |
特徴 | 視度補正機能 |
中古価格 | 15,000~25,000円 |
Canon AE-1P|完成度の高い一台
Canon AE-1Pは、1976年に発売された35mmフィルムカメラで、キヤノン社が開発したAE-1の後継機種です。当時の一般向け一眼レフカメラ市場において、高い性能と手頃な価格で販売されたことから、多くのフォトグラファーから支持を受けました。
AE-1Pは、シャッタースピード優先AE、プログラムAE、フルマニュアルモードの3つの露出モードを搭載しています。シャッタースピード優先AEモードでは、ユーザーがシャッタースピードを設定し、カメラが適切な絞りを選択するため、高速な撮影に適しています。一方、プログラムAEモードでは、カメラが自動的に適切なシャッタースピードと絞りを選択するため、撮影者は瞬間を逃すことなく、簡単に撮影を行うことができます。
また、AE-1Pは、シャッタースピードが1秒から1/1000秒までの範囲で設定可能であり、高速シンクロ機能も備えています。さらに、フォーカスエイド機能と呼ばれるファインダー内のフォーカシングヘルプ機能を搭載し、撮影時に被写体のピント合わせを手助けしてくれます。
AE-1Pは、当時のモデルと比べても軽量かつコンパクトで、使い勝手がよいことから、初心者にも扱いやすいカメラとして人気があります。また、交換レンズのラインナップも豊富で、様々な撮影スタイルに対応できます。現在でも中古市場で手に入れることができるため、フィルムカメラを始めたい方や、初めてのフィルムカメラとしておすすめです。
メーカー | Canon |
発売年 | 1981年 |
シャッター速度 | B、2〜1/1000秒 |
サイズ/重量 | W141×H88×D48/565g(ボディのみ) |
特徴 | プログラムオート搭載 |
中古価格 | 10,000~15,000円 |
CONTAX Aria|女性のためのカメラ
CONTAXのフィルムカメラで一番の人気を誇る「CONTAX Aria」。女性ユーザー向けに開発されたことでも知られ、小型で軽量化されたフォルムと温かみを感じられる伝統的なデザイン、高い性能を備えたカメラで、コンタックスの最後の35mmフィルムカメラとして知られています。
CONTAX Ariaは、オートフォーカスとマニュアルフォーカスの両方を備え、カメラの操作が非常に簡単です。また、シャッタースピードは1/4000秒まで設定でき、露出計は高精度で正確な測定が可能です。
さらに、CONTAX Ariaは、高品質なレンズであるCarl Zeiss T*レンズとの互換性があり、非常に高い光学性能を発揮します。このカメラは、プロフェッショナルや上級者に向けた高性能な35mmフィルムカメラで、特にポートレートや風景写真などの分野で活躍しています。
メーカー | CONTAX(ヤシカ、京セラ、ツァイス・イコン) |
発売年 | 1998年 |
シャッター速度 | オート:16秒〜1/4000秒
シャッター優先:4秒〜1/4000秒 マニュアル:B、4秒〜1/4000秒 |
サイズ/重量 | W137xH92.5xD53.5/460g(ボディのみ) |
特徴 | 女性ユーザー向けに開発 |
中古価格 | 25,000~30,000円 |
CONTAX S2|唯一無二の存在
CONTAX S2はヤシカ・京セラが発売した中で唯一の機械式一眼レフカメラです。電池のいらない機械式シャッターを採用しているので故障の心配も少なく、メンテナンスも簡単。長年安心して愛用することが可能です。
S2は、マニュアル露出モードのみのカメラで、シャッタースピードと絞りを自分で設定することができます。露出計は、中央重点測光方式を採用しており、正確な露出を測定することができます。また、マニュアルフォーカス時には、非常にスムーズにフォーカスリングを回すことができ、ピント合わせが簡単にできます。
S2は、高品質なレンズであるCarl Zeiss T*レンズとの互換性があり、非常に高い光学性能を発揮します。さらに、カメラ本体の構造により、レンズをより安定して保持することができ、ブレの少ない画像を撮影することができます。
S2のボディは、非常にコンパクトで、操作性も良く、初心者でも扱いやすいカメラです。さらに、撮影に必要な情報が見やすいディスプレイを搭載しており、カメラの状態を確認することができます。また、バッテリー切れを知らせる機能やシャッター速度が1/4000秒まで設定できるなど、便利な機能も搭載されています。
メーカー | CONTAX(ヤシカ、京セラ、ツァイス・イコン) |
発売年 | 1992年 |
シャッター速度 | B、1秒〜1/4000秒 |
サイズ/重量 | W134.5×H89×D51mm/565g(ボディのみ) |
特徴 | フルメカニカル(機械式)シャッター |
中古価格 | 40,000~45,000円 |
PENTAX MX|小型軽量一眼レフの頂点
小型軽量一眼レフの頂点といえば「PENTAX MX」。MXは「M」シリーズの中で最高峰のカメラとして位置づけられ、小型軽量で高性能なカメラとして評価されています。
PENTAX MXは、マニュアル露出に加え、絞り優先AE、シャッター優先AE、プログラムAEといった自動露出機能を搭載しており、使い勝手が良いと評判です。また、シャッター速度は1秒から1/1000秒までの範囲で設定でき、B(ブルブ)モードも備えています。MXは、一眼レフカメラの中でも比較的小型・軽量で、持ち運びやすく、操作も簡単です。
MXはKマウントを採用しており、PENTAX Kマウントレンズが使用可能です。さらに、MXのマニュアルフォーカスレンズは、ピントリングがスムーズに回転するため、フォーカシングが正確で、フォーカスが合った時の「カチッ」という感触も心地よく、愛好家から支持されています。
MXは、ファインダーも明るく、視野率は95%、倍率は0.97倍となっています。また、モータードライブを取り付けることもできます。カメラボディの質感も良く、操作性も高いことから、愛好家に支持されているカメラの一つです。
メーカー | PENTAX(旧旭光学工業) |
発売年 | 1976年 |
シャッター速度 | B、1秒〜1/1000秒 |
サイズ/重量 | 135.5x82.5x49.5mm 495g |
特徴 | 超小型軽量 |
中古価格 | 13,000~18,000円 |
PENTAX SP|ビートルズが買い求めた名機
PENTAX SPは全世界で400万台以上を売り上げたベストセラー機。外部の光ではなく、レンズを通した光を測定できる仕組み「TTL露出計」を世界で2番目に内蔵。ビートルズが日本で買い求めたことや世界的に品薄になったことでも知られる60年代の名機です。
PENTAX SPは、マニュアルフォーカスのカメラで、露出制御は絞り優先自動露出とマニュアル露出の切り替えが可能です。絞り優先自動露出では、レンズの絞り値を設定し、カメラがシャッタースピードを自動調整します。マニュアル露出では、シャッタースピードと絞り値を手動で設定することができます。
また、露出計のセンサーは、フィルム面に直接反映されるため、高精度な露出計測が可能で、正確な露出を得ることができます。さらに、シャッタースピードは1秒から1/1000秒までの範囲で設定可能で、シンクロ速度は1/60秒です。
PENTAX SPは、堅牢なボディと優れた操作性が高く評価されており、中古市場でも人気があります。また、M42マウントレンズが豊富に存在するため、手軽にレンズを揃えることができます。初心者から上級者まで、幅広い層におすすめできる一眼レフフィルムカメラです。
メーカー | PENTAX(旧旭光学工業) |
発売年 | 1964年 |
シャッター速度 | 1/1000〜1秒 |
サイズ/重量 | W143×H92×D88/621g |
特徴 | TTL露出計機能搭載 |
中古価格 | 10,000~15,000円 |