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たんぽぽの綿毛と雫フォトを実践してみた!上手に綿毛にしずくを乗せるコツとは?

2022年5月11日

こんにちは。皆さんは規制のないゴールデンウイークを楽しく過ごせましたでしょうか。
大阪ではポカポカの外出日和が続いてとてもいい連休となりました。

今回はたんぽぽの綿毛を使ってマクロ撮影に挑戦してみましたので記事にしたいと思います。家の近所にある公園に点々と咲いていたたんぽぽが少しづつ綿毛になってきたので、以前から撮影したいと思っていた綿毛としずくのフォトを実践してみました。

今回はその様子と実際に小さい綿毛に上手に雫をのせることが難しかったのでその対応策について解説したいと思います。 自宅で気軽に雫の幻想的な写真が撮れるので気になった方は是非一度撮影に挑戦してみてはいかがでしょうか。

初めに今回挑戦した綿毛としずくフォトの作例を紹介します。

綿毛としずく

綿毛としずく

綿毛としずく

撮影に使用したもの

撮影に用意したものがこちらになります。

メモ

・タンポポの綿毛
・タンポポ
・定常光ライト2灯
・花瓶
・プリントしたグラデーションカラー用紙
・スポイト
・霧吹き
・グリセリン
・ピンセット
・粘土
・カメラ、レンズ、三脚

タンポポの綿毛としずくフォト実践!

公園で綿毛採取

まずは公園や庭でタンポポの綿毛を採取します。

タンポポの綿毛は一年中とれるわけではなく、春と秋にしか咲かないので採取できるときに多めに取って置き保存しておくとのちのち使いたいときに重宝できます。
タンポポも咲いていたので数本摘んできました。こちらも撮影に使用したいと思います。

たんぽぽと綿毛

背景紙をプリントしよう

事前にネットなどでフリーの背景画像をプリントしておきます。
なるべく色が濃い目のものを選ぶのが良いかと思います。
今後も使えるかなあと思う5枚をセレクトしてみました。
今回は左から2番目の緑系の背景紙を使用しました。 プリントした色画用紙

撮影のセッティングについて

お次はセッティングについて。

定常光ライトを2灯贅沢に使って当てています。サイドからと真上からです。

はじめはディヒューザーなしで雫を撮影していたのですが、どうしても雫の中にライトの光が写りこんできれいな画にならなかったので、トレーシングペーパーで覆い光を柔らかくしました。

お家フォトや物撮りの撮影では定常光ライトがあるとかなり便利です。
自由に光の量や角度を変えることができますし、カーテン越しの撮影で太陽の光に迷わされることはありません(=゚ω゚)ノ

今回の撮影でNeewerのNL-660という機材を使用しています。よかったら下記の記事も参考にしてみて下さい。

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花瓶に粘土をくっつけてその上に綿毛をのせます。
ピンセットがあるとかなり安定して取り付けることができます。しっかりと固定しておかないとしずくを垂らした時にずれ下がってくるので注意が必要です。

カメラと綿毛の位置をいい感じに固定させたら、お次はいよいよしずくを乗せていきます。
ここがかなり集中力と労力を要します(^^;
なかなかしずくが綿毛の上に乗ってくれません涙。

根気強く挑戦するも良し。裏技を使うも良し。裏技あるのかい(/・ω・)/
使うものは「グリセリン」です。

グリセリンは、化粧水をはじめ、美容液や保湿クリームなどに使われている溶液です。
グリセリンは、水よりも粘度が高く、また見た目は水と変わらないため雫フォトに適しています。 薬局などでも売っていますが、Amazonで買う方が安いと思います。

一発で綿毛に乗せることができました。(^-^)

撮影

霧吹きで細かいしずくも綿毛に付着させてより幻想的にしてみました。撮影した写真がこちらです。
 

構図にはこだわりたいので、かなり思い切ってトリミングしてレタッチした結果がこちらです。
ソニーα7RⅢの高画素機を使用しているので、ある程度のトリミングは許容範囲内でしょうか(^^;

後ろにまだ花のタンポポを配置して、しずくに映りこませてみるのも幻想的ですね。

こちらも思い切ってトリミングしてみました。

おわりに

今回はタンポポの綿毛を使って幻想的なしずくフォトに挑戦してみました。しずくをうまく綿毛に乗せることが難しいですが、一度乗せてしまえば綺麗な写真が撮れること間違いなしです。

今回の撮影方法などはしずくフォトのパイオニア浅井美紀さんが出版されている本が非常に参考になりましたので、しずくフォトに挑戦したい方は一読の価値ありです。

以前ガーベラを使ってしずくフォトに挑戦した記事も投稿していますので良ければ参考にしてみて下さい。

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今回使用したレンズはシグマの70mm F2.8 DG MACROというレンズです。


絞ればカリっとシャープな写真が撮影できるお気に入りのマクロレンズです。マクロレンズにお悩みの方はこちらの記事も是非ご覧ください(^_^)/

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Takuro

フィルムカメラオタク|28歳|大阪在住
主に休日にフィルムカメラを片手にいろんな場所を訪れ、写真を撮るのが好きなごく普通のサラリーマンです。当ブログでは主にフィルムカメラに関する知識をわかりやすく発信しています!
■フォトコンに多数受賞歴あり
■フォトマスター検定1級取得
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