Sony

カミソリのようなシャープな切れ味!ソニー用のシグマ 70mm F2.8 DG MACRO レンズレビュー

2022年5月2日

ソニーα用のマクロレンズの2台目として購入した『70mm F2.8 DG MACRO』。

はじめに購入したマクロレンズは『FiRIN 100mm F2.8 FE MACRO』でした。焦点距離が長く、もっと広い範囲を写したかったり、オートフォーカスが遅く、屋外での花撮影などではなかなかピント合わせて撮ることが難しかったので、2台目のマクロレンズとしてこの『70mm F2.8 DG MACRO』を購入しました。
巷では「カミソリマクロ」と呼ばれるシグマ伝説のマクロレンズの後継レンズとしてネットでも解像感やヌケ感の評価が高かったため気になって買ってみました。


今回は『70mm F2.8 DG MACRO』を半年ほど使い続けてみての使用レビューの記事を書いてみました。是非ソニー用のマクロレンズを購入検討している方の参考となれば嬉しいです。

Sigma 70mm F2.8 DG MACROの概要

外観

『70mm F2.8 DG MACRO』の外観から見ていきましょう!ソニーα7RⅢに装着しています。
フードを付けてみるとレンズが長くなってしまいますが、ホールド感があって良いです。

70mm F2.8 DG MACRO

金属部分がひんやりして、メカらしさもあります。

70mm F2.8 DG MACRO

70mm F2.8 DG MACRO

フォーカスリミッターが3段階とAFとMFを切り替えるスイッチが付いています。AFの速度が割と遅めなので、フォーカスリミッターである程度AF速度をカバーすることができます。
私は室内でのマクロ撮影では「0.258-0.5m」「0.5-∞」に設定して、屋外のスナップ撮影ではピントが合わなくなるのも嫌なので「Full」で使用しています。

70mm F2.8 DG MACRO

バイワイヤ方式を採用しており、レンズの鏡筒が伸び縮みする構造になっています。
被写体に接写しすぎてぶつけないように注意が必要ですね。レンズフードを取り付けて撮影すると、無意識でも被写体との接触は軽減されるかもしれません。

レンズの鏡筒が伸び縮みするので、オートフォーカスの速度は一般的なレンズに比べると遅めな印象ですが、AFの高速化を目指すインナーフォーカスを採用せずにArtラインの定義である「画質本位」を最優先に、高画質達成を優先している設計になっています。

フォーカス時のモータ音もそれなりにありますが、屋外での撮影時などではほどんど気にならないレベルでした。

70mm F2.8 DG MACRO

レンズフードを取り付けるとこんな感じです。ソニーα7RⅢに取り付けてみました。どうでしょうか。レンズの鏡筒が最大まで伸びきった状態でもレンズフードからはみ出ないようにできています。

仕様

レンズ構成枚数 10群13枚
画角 34.3°
絞り羽根枚数 9枚 (円形絞り)
最小絞り F22
最短撮影距離 25.8cm
最大撮影倍率 1:1
フィルターサイズ φ49mm
質量 ソニー E マウント
570g
希望小売価格 ソニー E マウント用
75,900円(税込)

絞ればシャープな解像感、開放でもとろけるボケ感

以下の写真はすべてJPEG撮って出しです。カメラはソニーα7RⅢを使用しています。

薔薇の花

ISO 100,f / 2.8,1/2000 sec

開放F2.8で撮影しました。カミソリというだけあってシャープに映るだけでなく、開放でのボケも良い感じです。柔らかく優しい感じにボケてくれます。

コーヒー豆

ISO 100,f / 11,1.6 sec

コーヒー豆を物撮り撮影してみました。F11まで絞っています。コーヒー豆のしわがくっきりと見えるくらいいい切れ味を見せていますね(^-^)コーヒーの香りが漂ってきます笑。

またたんぽぽの綿毛を開放F2.8から最小絞りF22まで絞った様子を撮影してみました。ピントは固定で一番手前の綿毛に合わせています。

F2.8

F3.2

F4

F5.6

F8

F11

F14

F18

F22

中望遠レンズとしてスナップ撮影や花撮影にも最適

70㎜の焦点距離ということでマクロ撮影だけでなく、中望遠の単焦点レンズとしても使用できます。人間の視野角よりも若干狭めの範囲を切り取ることができ、ちょうどいい距離感で被写体を切り取れます。

芝桜

ISO 100,f / 5.6,1/1000 sec

薔薇

ISO 100,f / 3.5,1/500 sec

公園の木

ISO 125,f / 8,1/80 sec

野鳥や電車など動きモノには弱い

先程も述べましたが、このレンズはバイワイヤ方式を採用しており、レンズの鏡筒が伸び縮みする構造になっているので、AFがあまり早くないのが難点です。

野鳥や電車などの素早い動きに対応したいときサッとピントはあってくれません涙。

またマニュアルフォーカスだとよりダイヤルをぐるぐる回さないといけないので、動きモノには向いていないかもしれません。
ただ静物撮影などではフォーカスリングを回すだけでピントの微調整ができるため繊細なピント操作が可能になっています。

実際に『70mm F2.8 DG MACRO』の動作音とAF速度を動画で撮影してみましたので、参考になれば嬉しいです。

『70mm F2.8 DG MACRO』のサンプル写真

『Sigma 70mm F2.8 DG MACRO』を装着して撮影した写真を紹介したいと思います。

腕時計

ISO 100,f / 8,1/6 sec

イチゴ

ISO 100,f / 9,0.6 sec

ISO 100,f / 10,1/3 sec

薔薇

ISO 100,f / 4,1/800 sec

ぜひ最初のマクロレンズとして使ってほしい



マクロレンズにはいろいろな焦点距離のレンズラインナップが販売されていますが、マクロレンズデビューされる方には是非ともこの70mmの焦点距離のマクロレンズをお勧めしたいと思います。

50mmでは近接撮影でトリミングしたい部分まで映りこんでしまうことが良くあります。また100mmだとマクロ撮影では綺麗に構図を決めることができますが、スナップ撮影などでは使いにくい焦点距離になってしまいます。

70mmの中望遠域が程よく、オールマイティにマクロ撮影でも日常の単焦点レンズとしても使用することが可能なので、初めてのマクロレンズとして1本は持っておいて損はないと思います。

ソニーのフルサイズ機のマクロレンズとしてシグマ『70mm F2.8 DG MACRO』は程よい価格帯で良く映るベストな1本だと思います。
このレンズが気になった方はぜひ使用を検討してみて下さいね(^-^)

以上最後までご覧いただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

たくたく

カメラマン兼ブロガー|29歳|大阪在住
在学中にカメラにハマり、休日はカメラを持っていろんな場所で撮影を楽しむアマチュアカメラマンです。主にフィルムカメラに関する知識をわかりやすく発信しています!
■フォトコンに多数受賞歴あり
■フォトマスター検定1級取得
■カメラ歴6年目

★撮影依頼やレビュー記事の作成や寄稿、被リンク依頼はお問い合わせフォームより承っています。