皆さんこんにちは! 今回は写真においてもっとも基本でありながら重要な「構図」についてまとめてみました。この記事を読めばカメラが格段にうまくなること間違いなし!!
そもそも構図とは??
構図とは画面の中で被写体をバランスよく構成すること。 撮ってみた写真がイメージ通りでない場合、「構図」に問題があるのかもしれません。 この記事ではよく使われる代表的な9つの構図を紹介したいと思います。
- 三分割構図
- 二分割構図
- 日の丸構図
- 三角・逆三角構図
- 放射構図
- 曲線・S字構図
- 対角線・斜線構図
- シンメトリー構図
- フレーム構図
基本の構図9選
三分割構図
バランスがよく様々なシーンで活用できる 構図の中でも最も基本とされています。 縦横を三分割する線と線が交わる点に、主役となる被写体を配置すること方法です。 複数の被写体を4つの交点に置き、対角線上に配置するのも効果的です。水平線や地平線などを線上に配置すると、バランスのいい安定した構図になります。
二分割構図
画面全体に視線を向かわせて統一感を引き出す 画面を二等分する二分割構図は安定感があって、動きの少ない落ち着いた印象になります。 風景のなかに水平線や地平線などはっきりとした境界線があり、二つにわけた空間の両方をみせたいシーンに有効です。 「三分割構図」は主題に視線を集中させますが、「二分割構図」は画面全体に目を向かわせる効果があります。
日の丸構図
インパクト重視で主題をストレートに魅せる 日の丸構図はワンパターンで単調なイメージがあるためダメな写真の代名詞などといわれることもありますが、撮り方次第ではインパクトのある表現になります。ポイントは主役を単純に画面の中央に置くのではなく、余計な部分を引いて、シンプルな背景を選ぶのがいいです。
三角・逆三角構図
遠近感を強調してリズムも加えられる 三角構図はどっしりとした安定感があり、底辺部分が長いほど、効果が大きく感じられます。 遠近感が強調されるので被写体の高さや奥行きを表現するのに適した構図といえます。 「逆三角構図」は安定感とは逆に不安定感や緊張感などを感じさせることができます。
放射構図
1点に視線を誘導して、奥行きを表現 放射構図は画面に放射状に被写体を配置した構図で、放射状のラインによって広がりや奥行きを感じさせ、奥に向かって吸い込まれていくような効果があります。 都市の中で路地やトンネルなど、自然風景のなかでは林や森の木々を見上げればいいラインが発見できます。
曲線・S字構図
やわらかく、ゆるやかな印象を与える 曲線・S字構図を利用すれば、画面の中にゆったりとしたイメージが埋め込まれ、リズム感がでます。道路や川など、曲線を意識して配置すると、奥行きとともに柔らかい印象を与えることができます。
対角線・斜線構図
奥行き感とともに動きや流れを作り出す 対角線構図は画面の対角線に沿うように被写体を構成する構図です。 長さのある被写体を対角線上に配置することで長さをより強調することができます。 水平・垂直に撮られた写真は安定感がありますが、対角線では反対にリズムや動きが生まれ、動く被写体のスピード感を表現するのに適しています。
シンメトリー構図
対称性が美しく安定・安心を感じさせる シンメトリー構図には大きく2つの方法があります。一つ目は同じ形の被写体を上下左右に並べて配置する方法。二つ目は実像と虚像の組み合わせ、つまり鏡面反射を利用したシンメトリーです。 見た目のバランスがよく、見る者に安心感を与えます。
フレーム構図
額縁内の被写体に視線を誘導させる フレーム構図は額縁やトンネルのように画面の中の四隅を囲った構図です。 被写体の周囲が暗くなっているために、中央の明るい部分に視線が誘導されます。 フレームとしてトンネルや窓枠、鳥居などの建築物を利用します。
まとめ
いかがだったでしょうか。 これまで構図を意識して撮影していなかった人はこれを機に基本的な構図を意識して撮影してみるとより楽しみながらいい写真が撮れるかと思います。 ここで紹介した構図の他にもテーブルフォトや物撮りで使える構図を下記の記事に紹介していますので、良ければご覧ください(^_^)/