今回は写真のアスペクト比について紹介したいと思います。
写真の縦横比は搭載しているイメージセンサによって決まりますが、アスペクトはイメージセンサに写す範囲を自由に決めて縦横比を変更できる機能です。
アスペクト比を変えるだけでガラッと写真の印象が変わることもあるかも!?
デジタルカメラで主に採用されているアスペクト比
カメラの設定や、写真を撮った後にスマホでトリミングしてリサイズする際に主に使われているアスペクト比は4つあります。3:2、4:3、1:1、16:9です。それぞれのアスペクト比の特徴を紹介します。
3:2
多くのデジタルカメラでデフォルトで採用されているアスペクト比です。バランスを取りやすい比率で、見る側も安心感や安定感が感じられます。
35㎜判フィルムの縦横比に由来するもので、主題と副題を整理しやすい範囲になります。
4:3
3:2のアスペクト比に比べて、縦横の比率が近く落ち着きのある雰囲気に仕上げることができます。
昔のブラウン管式テレビと同比率でレトロな味を出したい場合にも向いています。
1:1
縦横の比が同じで主題をメインに強調させたい場合に向いています。インスタグラムでの投稿も1:1が基本形になっています。
16:9
長辺方向への広がりを演出することができます。ハイビジョンテレビなどと同一のアスペクト比です。縦構図の奥行きや横構図の広がりが出やすく風景写真などに向いています。
個人的におすすめのアスペクト比は16:9
撮影する被写体によって最適なアスペクト比は変わると思いますが、
私個人が撮影する中で一番気に入っているというか、カメラをやっている人と思われる印象を与えやすいのは16:9なのではないかと思います。
構図の勉強でも習った「写真は引き算」といわれています。まず大事になってくるのが被写体を明確にするということです。この写真いいなあと思うとき、実際に視界に入っている部分は写真のごく一部分だったりします。つまり3:2や4:3などより目に入るものが狭くなることで不要な部分を除き、印象的な写真に仕上がるということです。
実際に3:2で撮った写真と16:9に変更した写真を見比べています。
アスペクト比「3:2」
アスペクト比「16:9」
アスペクト比「3:2」
アスペクト比「16:9」
アスペクト比「3:2」
アスペクト比「16:9」
いかがでしょうか。
不要な要素を切り取り、「目で見た景色が写っている写真」から、「景色の一部を写した写真」に感じられてより良くなった気がします。少しの差かもしれませんが、映画のワンシーンのように印象的な写真になったと思いませんか(=゚ω゚)ノ
皆さんもカメラで撮った写真を見てなにか物足りないなあと感じたら一度アスペクト比を変更してみるのも一つの技として持っておいて損はないと思います。
この記事が参考になれば幸いです。(^_^)/
最後までご覧いただきありがとうございました。(^_^)/