広告 おすすめ記事 フィルムカメラ

フィルムカメラを始めるにはどれくらいお金がかかるのか解説

デジタルカメラが主流の現代においても、フィルムカメラの人気は根強く、多くの写真愛好家がフィルムの味わい深い描写を求めています。しかし、フィルムカメラを始める際に気になるのが「どれくらいお金がかかるのか?」という点ではないでしょうか。

今回は、フィルムカメラを始める際に必要な費用について、カメラ本体・フィルム・現像・その他の周辺機材など、さまざまな視点から詳しく解説します。

結論から言うと使用するフィルムの種類や現像方法によってコストは変動しますが、年間10万円程度でフィルムカメラを楽しむことができます。

結論

  • カメラ本体(中古)15000円前後
  • フィルム代:フィルム(1本1,500円 × 24本)36000円前後
  • 現像代:現像・データ化(1本2,000円 × 24本)48000円前後

1. フィルムカメラの購入費用

中古カメラの価格帯

フィルムカメラは新品の販売が少なくなっているため、中古市場での購入が一般的です。価格はカメラの種類やブランド、状態によって大きく異なります。

  • コンパクトフィルムカメラ(5,000円~30,000円)
    • 例:Olympus mju-II、Konica Big Mini など
  • 一眼レフカメラ(35mm)(10,000円~100,000円)
    • 例:Nikon F3、Canon AE-1、Pentax K1000 など
  • 中判カメラ(50,000円~200,000円)
    • 例:Mamiya RB67、Pentax 67 など
  • レンジファインダーカメラ(30,000円~300,000円)
    • 例:Leica Mシリーズ、Canon P など
合わせて読みたい
中古フィルムカメラを買う際の注意点や選ぶポイントを解説!- 初心者でも失敗しない選び方

続きを見る

合わせて読みたい
初めてのフィルムカメラを中古で探すなら?初心者におすすめの一眼レフフィルムカメラ10選

続きを見る

新品カメラの価格

最近では、KodakやLomographyなどが新しいフィルムカメラを販売しています。

  • Kodak EKTAR H35N(ハーフサイズカメラ):15,000円前後
  • Lomography Simple Use Camera(使い捨てカメラ):3,000円前後
  • NONS SL660(インスタントフィルム対応):80,000円前後
合わせて読みたい
コンパクトでレトロな見た目が人気!1万円以内で買える交換式フィルムカメラ9選!

続きを見る

自分の予算や用途に合ったカメラを選ぶことが重要です。

2. フィルムの費用

フィルムには種類があり、価格もさまざまです。

  • 一般的な35mmフィルム(1本:1,000円~2,500円)
    • 例:Kodak Gold 200(約1,500円)、Fujifilm SUPERIA X-TRA 400(約2,000円)
  • プロ仕様の35mmフィルム(1本:2,500円~5,000円)
    • 例:Kodak Portra 400(約3,500円)、Fujifilm PRO 400H(約4,500円)
  • モノクロフィルム(1本:1,500円~3,500円)
    • 例:Ilford HP5+(約2,000円)、Kodak TRI-X 400(約2,500円)
  • 中判フィルム(120フィルム)(1本:1,500円~4,500円)
    • 例:Kodak Ektar 100(約2,500円)、Fujifilm Velvia 50(約3,500円)
合わせて読みたい
フィルムの選び方を紹介!フィルムの種類や特徴について【初めてフィルムカメラを使う方向け】

続きを見る

合わせて読みたい
販売中のカラーフィルムまとめ
現在販売中のカラーフィルム19種類を特徴や作例とともに紹介!

続きを見る

撮影枚数は一般的な35mmフィルムで24枚または36枚ですが、Kodak EKTAR H35Nのようなハーフサイズカメラを使用すれば72枚撮影できます。

3. 現像・プリント・データ化の費用

フィルム撮影後は、現像とプリント、またはデータ化が必要になります。

  • 現像のみ(1本:700円~1,500円)
  • 現像+データ化(スキャン)(1本:1,500円~3,000円)
  • 現像+プリント(L版写真)(1本:2,000円~4,000円)
合わせて読みたい
初めてのフィルム現像 どこで現像するのが良いのか?お店orネットオーダー おすすめの現像サービスを紹介します

続きを見る

近年では、データ化してスマホやパソコンで写真を楽しむ人が増えており、データ化サービスを提供するカメラショップが多くなっています。

4. 周辺機材の費用

フィルムカメラをより楽しむために、以下の周辺機材も必要になります。

  • カメラバッグ(3,000円~10,000円)
  • 三脚(5,000円~20,000円)
  • フィルム保管用の冷蔵庫スペース(家庭用冷蔵庫の一部を使用)
  • スキャナー(自宅でデータ化する場合)(20,000円~50,000円)

自分でスキャンする場合は、EPSONやCanonのフィルムスキャナーを購入するとコストを抑えられます。

5. 1年間の総コストシミュレーション

例えば、初心者が「コンパクトフィルムカメラで月に2本のフィルムを使用する」場合、1年間のコストは以下のようになります。

項目 費用
カメラ本体(中古) 15,000円
フィルム(1本1,500円 × 24本) 36,000円
現像・データ化(1本2,000円 × 24本) 48,000円
合計 約99,000円

もちろん、使用するフィルムの種類や現像方法によってコストは変動しますが、年間10万円程度でフィルムカメラを楽しむことができます。

まとめ

フィルムカメラを始めるには、最低でも1~2万円のカメラ本体費用と、月々のフィルム代+現像代(約5,000円~8,000円)が必要になります。年間で考えると、10万円前後の予算を見ておくと安心です。

デジタルカメラと比べてランニングコストがかかるフィルムカメラですが、その味わい深い表現力や、1枚1枚を大切に撮影する楽しさは、他にはない魅力です。

初心者の方も、まずは手頃なカメラとフィルムから始めて、フィルム写真の世界を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

Taku

フィルムカメラオタク|33歳|大阪在住
主に休日にフィルムカメラを片手にいろんな場所を訪れ、写真を撮るのが好きなごく普通のサラリーマンです。当ブログでは主にフィルムカメラに関する知識をわかりやすく発信しています!
■フォトコンに多数受賞歴あり
■フォトマスター検定1級取得
■カメラ歴12年目

★撮影依頼やレビュー記事の作成や寄稿、被リンク依頼はお問い合わせフォームより承っています。