今回はおすすめのレンジファインダー機について紹介。
・人気の高いレンジファインダー機を知りたい。
…こんな悩みを解決できる記事になっています!
レンジファインダーカメラは、ファインダーから見た被写体と実際の被写体を重ね合わせて撮影するため、被写体とカメラの距離が正確に測定できるという特徴があります。また、小型・軽量で操作性が良いため、ストリートフォトグラファーや旅行者にも人気!
本記事では、これからフィルム写真を始めるのにふさわしいおすすめのレンジファインダー機と選び方のポイントを紹介します。
レンジファインダー機って何?
レンジファインダーは、カメラの一種で、光学式の距離計測機能を備えた撮影用具です。
レンジファインダーの特徴は、ファインダーを通して被写体と背景の間の距離を測定し、その距離に応じてファインダー内のフレームラインを移動させることで正確に合焦することができる点です。このため、一眼レフカメラやミラーレスカメラに比べて小型・軽量で、操作性に優れ、静かに撮影できることが特徴です。
ただし、レンジファインダーカメラは、望遠レンズなどの特殊な撮影には向いておらず、また、ファインダーを通して見える範囲が実際に撮影できる範囲よりも狭いため、フレーミングに注意が必要です。
レンジファインダー機の選び方のポイント
レンジファインダーカメラの選び方には、以下のようなポイントがあります。
ブランドや価格帯の選択
レンジファインダーカメラは、高価なモデルが多いため、予算に応じて選択することが必要です。ライカなどの有名ブランドのものは高い信頼性がある反面、価格も高くなっています。
使用用途
レンジファインダーカメラは、スナップ写真やストリートフォトなどの瞬間的な撮影に向いていますが、スポーツ撮影や野生動物などの遠距離撮影には不向きです。使用用途に応じて、適切なモデルを選択することが必要です。
操作性
レンジファインダーカメラは、操作性がよく、素早く撮影することができます。しかし、操作感覚が一眼レフカメラやミラーレスカメラと異なるため、慣れが必要な場合があります。事前に操作性を確認して、自分に合ったものを選択することが重要です。
大きさと重さ
レンジファインダーカメラは、一般的に小型で軽量ですが、レンズを含めると一眼レフカメラやミラーレスカメラに比べるとやや大きくなる場合があります。使用する場所や持ち運びの便利さなどに応じて、適切なサイズと重さを選ぶことが重要です。
おすすめのレンジファインダー5選
ここからはおすすめのレンジファインダー機について5選紹介!
Leica Ⅲf|アメリカが欲した戦後初の製品
「Leica Ⅲf」の「f」はフラッシュの「f」。アメリカ市場向けにフラッシュ同調機構を内蔵した最初のLeicaで戦後初の製品。1950年発売当初の前期型は「ブラックダイヤル」と呼ばれ、シャッタースピードダイヤル下の文字が黒いのが特徴。また、1952年からの新型シャッター搭載のライカIIIf後期型はダイヤル下の文字が赤いことから「レッドダイヤル」と呼ばれています。
メーカー | Leica |
発売年 | 1950年 |
シャッター速度 | B、1秒〜1/1000秒 |
サイズ/重量 | W136×H66×D39/430g |
特徴 | フラッシュ同調機構を内蔵 |
中古価格 | 40,000~60,000円 |
Leica M3|伝説のフィルムカメラ
1954年、ドイツのカメラ見本市で世界中のカメラメーカーが驚愕するカメラが発表されました。その名は「Leica M3」。レンズ交換で自動的に切り替わるブライトフレームファインダー、一軸不回転のシャッターダイヤル、レバーによるフィルム巻き上げ機能。どれも革新的な技術で今もなお、伝説のカメラと称される一台です。
メーカー | Leica |
発売年 | 1954年 |
シャッター速度 | B、1秒〜1/1000秒 |
サイズ/重量 | W138×H77×D33.5/580g |
特徴 | 自動切替のブライトフレームファインダー、一軸不回転のシャッターダイヤル、レバーによるフィルム巻き上げ機能 |
中古価格 | 80,000~100,000円 |
Nikon S2|Nikonの意地を見せた一台
Nikonの意地を見せた「Nikon S2」。当時ドイツから革新的な技術を搭載したLeica M3が発売され世界を驚かせました。「Nikon S2」は発売寸前の仕様を変更し、アルバダ式のフレームの入った等倍ファインダー、レバー巻き上げの機能を追加。その操作性と機能が人気を博し、Sシリーズ最大のベストセラーになった一台です。
メーカー | Nikon |
発売年 | 1954年 |
シャッター速度 | B、1秒〜1/1000秒 |
サイズ/重量 | W136×H78×D43.5/640g |
特徴 | 等倍ファインダー、レバー巻き上げ機能 |
中古価格 | 60,000~90,000円 |
COSINA Voigtlander Bessa R|理想のレンジファインダーカメラ
ドイツの名門ブランド「Voigtlander(フォクトレンダー)」を日本のカメラメーカー「COSINA」が受け継いだ、BESSAシリーズの最高傑作。機械式シャッター、癖のないTTL露出計、M型Leicaを連想させる0.7倍のファインダーはまさにカメラ好きの理想のレンジファインダーカメラです。
メーカー | COSINA |
発売年 | 2000年 |
シャッター速度 | B、1秒〜1/2000秒 |
サイズ/重量 | W135×H78.5×D33.5/395g |
特徴 | ファインダー倍率 0.7倍 |
中古価格 | 20,000~25,000円 |
Konica C35|旅を共にしたい1台
「Konica C35」の愛称は「Journey Konica(ジャーニーコニカ)」。Journey=旅ということからも分かるように旅行に適したカメラというコンセプトで作られました。小型で軽量ながらも35mmフルサイズの撮影が可能。Hexanon(ヘキサノン) 38mm F2.8レンズ、レンジファインダー搭載、露出制御はプログラムAE式と本格仕様。旅のお供にこの1台。
メーカー | Konica |
発売年 | 1968年 |
シャッター速度 | B・1/30~1/650秒(レンズシャッター) |
サイズ/重量 | W112×H69×D50/370g |
特徴 | Hexanon(ヘキサノン) 38mm F2.8レンズ |
中古価格 | 10,000~15,000円 |