今回は写真やカメラの知識を問う資格であるフォトマスター検定について紹介。
・フォトマスター検定1級に受かる勉強を教えてほしい。
・カメラに関わる資格を知りたい。
…こんな悩みを解決できる記事になっています!
私事ではありますが、2022年第20回のフォトマスター検定において無事に1級合格しました!
この記事では、フォトマスター検定って何なのか、1級を単願で1発合格するために行った勉強方法など振り返って紹介します。
正直就活などで役に立つような資格ではありませんが、受験勉強を通じていろんなジャンルのカメラに関する知識が付き、撮影がより楽しくなり、カメラに関する理解が深まります。
写真やカメラが趣味であれば一度は受験しても損はないと思います。
この記事を読んでフォトマスター検定が気になった方は是非1度受験トライしてみて下さいね!
フォトマスター検定って何?
フォトマスター検定、通称「フォト検」は社団法人国際文化カレッジ内にあるフォトマスター検定事務局が試験を実施する民間資格です。
毎年11月頃に年1回開催され、カメラを始めたばかりの方、カメラメーカーや家電販売員など受験者層は年々幅が広がっており、毎年多くの写真愛好家が受験しています。試験の学習を通して、カメラの仕組み、レンズ、周辺機器、撮影技法、SDカード、写真の歴史、マナーなどの実用的な知識について学ぶことができます。
フォトマスター検定はいつ、どこで受験できる?
フォトマスター検定は例年、毎年1回、11月の第三日曜に実施していて、全国の主要都市で受験することができます。
私の場合大阪に住んでいるため、大阪の会場で受験することができました。大阪府内でも1会場のようで、2022年度は大阪市内にある「大阪府私学教育文化会館」というところで受験しました。
フォトマスター検定の受験料は各階級によって異なっています。
階級 | 受験料 |
---|---|
3級 | 4500円 |
2級 | 5700円 |
準1級 | 6800円 |
1級 | 7600円 |
確実に合格を狙いに行くという方は受験料はその分高いですが、ダブル受験を狙ってもいいかもしれないですね。
フォトマスター検定の各階級とレベルは?
フォトマスター検定は3級、2級、準1級、1級の4階級があり、その上にフォトマスター1級合格者が受験できる、いわゆる写真の達人としてのフォトマスターEX(エキスパート)コースもあります。フォトマスター3~1級の各級とも、年齢、性別、学歴、職歴経験の有無などの制限は一切ありません。
フォトマスターEXは、フォトマスター1級合格が受験資格となります。
各階級の受験レベルはこのようになっています。
階級 | レベル |
3級 | 基本的な知識と技法を試す。 趣味として楽しむレベルです。 |
2級 | 一般的~中程度の知識と技法を試す。趣味として楽しむレベルです。 |
準1級 | 上級程度の知識と技法を試す。趣味を極めるレベルです。 |
1級 | 高度な知識と技法を試す。写真教室の指導者を目指すレベルです。 |
EX | ‘‘写真の達人‘‘としての認定コース。フォトマスター1級合格者のみ受験できる"写真の達人"としての認定コース。 高度な実用知識を前提に、作品創作力や写真活動実績、あるいは指導(リーダー)性などの総合評価により認定。 |
なぜフォトマスター検定1級を受験しようと思ったのか?
ブログを運営する中での情報発信の信頼度を高めたい
''当ブログではカメラに関する知識を持っている人が情報を発信していますよ’’ということをアピールしたかったので、指標になる資格を取っておきたかったのが一つ理由としてあります。
当ブログでは主にフィルムカメラに関する情報を発信していますが、しっかりとカメラに関する知識を持ったうえで発信した方が、皆さんも信頼してその情報に納得しますよね。(;'∀')
そんな思いでフォトマスター検定を受験することにしました。
カメラに関する知識を持ち、自信をもって撮影したい
良い写真を撮ったり、写真が上達するためにはカメラの知識を頭に入れておいた方が安定して、意図したとおりの撮影が行えるようになると思っています。
撮影時はその時々で光源の位置や光量、持っているレンズなども変わるのでベストな条件は何かを知識を駆使して撮影できたらより楽しいだろうなあと思ってカメラ全般の知識(カメラやレンズ、記録メディア、フィルム、光源などの機能や仕組み、、)を体系的に勉強できる資格に取り組んでみようと思いました。
フォトマスター検定の1級の問題はあまり実用的ではない問題が出ず、日ごろの撮影に活かす知識であれば2級や準1級で十分という情報を得ていましたが、1級を受験する過程で準1級や2級の知識も学ぶことができますし、年1回の受験のために思い切って1級を受験してみました。
当日の受験会場の雰囲気は?
受験した会場は大阪市都島区にある『大阪私学教育文化館』というところ。
当日フォトマスター検定の受験の他に、アロマテラピーの研修だったり、セミナーなどが開催されていて多目的で使用できる会議室のようなところでした。
1級は午後からだったので、40分前くらいには現地に到着して時間を待ちました。
同じ会場で1級と2級が同時に実施されます。
やはり1級より2級の方が受験者が多く、ざっと80名から100名くらいは居たのではないでしょうか。対して1級は50名くらいでしょうか。年配の方が多い印象でした。
3人掛け席の左右に1人ずつ座って、試験開始まで勉強したり、リラックスしたりして待ちます。
開始10分前くらいになると筆記用具や時計、受験票以外はしまうよう指示があり、問題冊子が配られ始めます。
マークシートに名前や受験番号を記入して、試験開始の合図で問題を解き始めます。
1級の問題は全部で80問あり、制限時間は80分なので、単純計算で1問1分で解いていかなければならずあまり余裕はありません。
分からない問題や怪しい問題はすべてチェックを入れて、あとで時間が余れば見直す作戦で順番にマークシートを塗りつぶしていきました。
2022年の問題は去年の過去問と似たような内容の問題がちらほら出ていたので、過去問を解いておいて良かったなあと思います。
1級受験の方はあまり途中退出される方は少なかったですが、2級は結構な割合で退出される方が多かった印象です。2級の方が問題数も少ないので、余裕があるのでしょうか。
問題用紙は試験終了後に持って帰ることができるので、自己採点ができるように問題用紙に解答しておくと良いと思います。
解答は試験日から3から4日程度で公式サイトで公開されるので自己採点できます。ドキドキ(;'∀')
フォトマスター検定1級を受験するためにやった勉強や対策について
過去問3年分解いて、知らない用語や関連用語を調べた
私は合計で3年分の過去問を解いて本番に挑みました。
メルカリで出品されている中古本を購入したので、最新年度ではなく、第14、16、17回の過去問を解きました。
最初に勉強を始める前に実力的にどれくらいの級だったら合格できるのかと思って、第14回の問題は全級取り組んでみました。2級までならなんとか7割の合格ラインに達していることが分かりました。
過去2年分は準1級と1級を解きました。間違えた問題や知らない用語は関連の情報まで調べるようにしました。
過去問は公式サイトから販売しているので、そちらから購入するもよし、またはメルカリやラクマでテキストが出品されているのでそちらから購入するもよしです。公式サイトだと、郵便振替でしか対応しておらずなかなか面倒だったので、メルカリで入手しました。
メルカリ:メルカリ - 日本最大の売れるフリマサービス (mercari.com)
クーポン情報
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公式では無いですが、日本カメラ社から出版されているテキストも古い年度ですが、対策の参考資料が非常にためになったのでおすすめします。
この本は本の前半パートは検定で出題されるであろう知識を分野別に紹介していて、後半パートは過去問1年分が載っています。特に良かったのが前半パートの写真知識を分野別に紹介しているのでそちらを一通り読んで、わからない内容や関連用語を調べるようにしたのが効果的だったと思います。
『体系的に学ぶデジタルカメラの仕組み』を読む
フォトマスター検定受験者のバイブル的な参考本です。こちらもAmazonやメルカリで広く出回っているので入手しやすいです。
タイトルにデジタルカメラと名前が付いていますが、レンズや記録メディアの内容まで盛り込まれていて、読み物として隙間時間に読んでいました。
フォトマスター検定対策の役に立ったサイトを紹介
またこちらのサイトはフォトマスター検定の予想問題をアップしているサイトで、面白かったので全問解きました。難易度高めですが、検定受験の役に立つと思います。
フォトマスター検定予想問題 | Amazing Graph|アメイジング
。
おわりに
今回はフォトマスター検定1級に合格した話をいろいろと紹介してきました。
フォトマスター検定1級に合格しても写真が格段にうまくなるわけではありませんが、写真を撮るための知識が付き自信をもって撮影できたり、カメラに関する情報の幅が広がり撮影することをより楽しめるようになりました。
フォトマスター検定公式サイトで紹介されていますが、テキストの販売数も前年比122%と増加して、年々検定に対して人気が高まっているように感じます。
皆さんも是非勉強して、フォトマスター検定にトライしてみてはいかがでしょうか。