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Cine Still Film 800Tレビュー:映画のような雰囲気が漂うフィルムの魅力

2023年2月17日

今回は映画のワンシーンような映りが楽しめるカラーネガフィルム『Cine Still 800T』を紹介します。

このフィルムはタングステンフィルムと呼ばれるフィルムで、ホワイトバランスを街灯のような白熱電球を基準にしているフィルムのため、普段通りに撮影すると青色が目立つフィルムです。(普段よく目にするフィルムはデーライトフィルムと呼ばれるものです。)

ISO800の高感度フィルムのため、夕方や夜間の撮影で強い味方になるでしょう(^-^)

Cine Still 800T』の作例やフィルムのレビュー記事です。

Cine Still 800Tの特徴

Cine Still Film(シネスチールフィルム)というアメリカのロサンゼルスに拠点を持つ会社から販売されている『Cine Still 800T』。

もともと映画撮影用に使用されているフィルムKodak Vision 3 (5219) を再加工して一般的な現像方法であるC-41現像できるようにしたフィルムです。
高感度のISO800のため夜間時などの暗い場所などの撮影にピッタリです。
タングステンフィルムなので、日中の太陽光での撮影では、若干青みの強い色味になるのが特徴的です。

青みを消したい場合は色補正フィルター(Kodak 85B,ケンコー W12など)を使用することもありですね!
フク博士

使用上の注意点として、まれにフィルムに赤い稲妻のようなものが映り込むことがあるようです。これは静電気によるもので、特に冬場の寒いときにフィルムを早く巻き上げたりすると発生しやすいようです。

フィルムを巻き上げる際はゆっくり巻き上げよう
フク博士

簡単に『Cine Still 800T』の特徴をまとめると以下のようになります。

特徴

高感度で夜景やネオン街にピッタリ。

映画のワンシーンを切り出すフィルム。

太陽光下では、青みがかった色合い。


Cine Still 800Tの作例

実際に『Cine Still 800T』で撮影した作例を紹介します。

使用カメラ:Nikion FE
使用レンズ:Nikkor 28mm F2.8

Cine Still Film 800T 作例

天満の飲み屋街

Cine Still Film 800T 作例

天満提灯通り

Cine Still Film 800T 作例

天満の飲み屋街

Cine Still Film 800T 作例

校舎からの景色

Cine Still Film 800T 作例

学校帰り

Cine Still Film 800T 作例

ガラス窓

Cine Still Film 800T 作例

日中の風景

Cine Still Film 800T 作例

レトロなピアノ

Cine Still Film 800T 作例

ドライフラワー

Cine Still Film 800T 作例

公園

おわりに

今回はCine Still Film(シネスチールフィルム)から販売されている『Cine Still 800T』の作例、レビュー記事でした。

値段は少々お高いですが、映画のような写真が撮りたい方は是非一度使ってみてはいかがでしょうか。クセになること間違いなし!


現行で販売されているカラーフィルム一覧をまとめてみました。良ければこちらの記事も参考にして下さい。

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Takuro

フィルムカメラオタク|28歳|大阪在住
主に休日にフィルムカメラを片手にいろんな場所を訪れ、写真を撮るのが好きなごく普通のサラリーマンです。当ブログでは主にフィルムカメラに関する知識をわかりやすく発信しています!
■フォトコンに多数受賞歴あり
■フォトマスター検定1級取得
■カメラ歴6年目

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