今回は映画のワンシーンような映りが楽しめるカラーネガフィルム『Cine Still 800T』を紹介します。
このフィルムはタングステンフィルムと呼ばれるフィルムで、ホワイトバランスを街灯のような白熱電球を基準にしているフィルムのため、普段通りに撮影すると青色が目立つフィルムです。(普段よく目にするフィルムはデーライトフィルムと呼ばれるものです。)
ISO800の高感度フィルムのため、夕方や夜間の撮影で強い味方になるでしょう(^-^)
『Cine Still 800T』の作例やフィルムのレビュー記事です。
Cine Still 800Tの特徴
Cine Still Film(シネスチールフィルム)というアメリカのロサンゼルスに拠点を持つ会社から販売されている『Cine Still 800T』。
もともと映画撮影用に使用されているフィルムKodak Vision 3 (5219) を再加工して一般的な現像方法であるC-41現像できるようにしたフィルムです。
高感度のISO800のため夜間時などの暗い場所などの撮影にピッタリです。
タングステンフィルムなので、日中の太陽光での撮影では、若干青みの強い色味になるのが特徴的です。
使用上の注意点として、まれにフィルムに赤い稲妻のようなものが映り込むことがあるようです。これは静電気によるもので、特に冬場の寒いときにフィルムを早く巻き上げたりすると発生しやすいようです。
簡単に『Cine Still 800T』の特徴をまとめると以下のようになります。
特徴
高感度で夜景やネオン街にピッタリ。
映画のワンシーンを切り出すフィルム。
太陽光下では、青みがかった色合い。
Cine Still 800Tの作例
実際に『Cine Still 800T』で撮影した作例を紹介します。
使用カメラ:Nikion FE
使用レンズ:Nikkor 28mm F2.8
おわりに
今回はCine Still Film(シネスチールフィルム)から販売されている『Cine Still 800T』の作例、レビュー記事でした。
値段は少々お高いですが、映画のような写真が撮りたい方は是非一度使ってみてはいかがでしょうか。クセになること間違いなし!
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