中古のフィルムカメラを買う際には、いくつかのポイントに注意する必要があります。
新しいカメラと違い、中古カメラには使用状況や歴史があり、そのカメラを選ぶ際にはいくつかのポイントをチェックすることが必要です。
この記事では、中古フィルムカメラを買う際の注意点や選ぶポイントについて解説します。
初心者の方や初めてフィルムカメラを買うという方でも失敗しないように、しっかりと押さえておきましょう(*'▽')
中古フィルムカメラはどこで売っているのか?
中古フィルムカメラはどこで売っているのか?
以下では、中古フィルムカメラを販売している主な場所を紹介します。
ヤフオク、メルカリなどのフリマやネットオークション
ネットオークションサイトには中古カメラがたくさん出品されています。代表的なものは、Yahoo!オークションとメルカリです。
Yahoo!オークションは、落札価格に応じて手数料が発生しますが、検索や入札がしやすいことが特徴です。
一方、メルカリは、手数料が安く、出品者とのコミュニケーションもスムーズにできる点が魅力です。ただし、出品者によっては商品説明が不十分な場合があるため、注意が必要です。
店舗での購入に比べて比較的安価に購入できることがありますが、出品者の信頼性や商品の状態についてしっかり確認する必要があります。
マップカメラ、カメラのキタムラなどのオンラインショッピング
カメラ専門店が運営するオンラインショップでも中古カメラを販売しています。
代表的なものには、マップカメラ、カメラのキタムラ、ヨドバシカメラなどがあります。こうした専門店では、商品の状態がしっかりと確認され、保証やアフターサービスが充実していることが多いです。
また、店舗によっては買取サービスも行っているため、不要になったカメラを売ることもできます。
実際の中古カメラ屋さんで購入する
地方都市には中古カメラ屋さんが数多くあります。都市部にも中古カメラ屋さんはありますが、数は少ないです。
中古カメラ屋さんでは、カメラの状態を確認しながら直接購入することができます。また、店員さんに直接相談できるため、カメラの知識や使い方なども教えてもらえます。
中古カメラ屋さんの中には、修理も受け付けている店舗もあり、カメラのトラブル時にも役立ちます。
中古フィルムカメラを購入する際の注意点や選ぶポイント
中古カメラを購入する際に、カメラボディの状態を確認することは非常に重要です。以下では、カメラボディを選ぶ際に確認すべきポイントについて詳しく説明します。
①スレ、キズ
カメラボディのスレやキズは、使用感や使用頻度を表すもので、一般的に中古品にはある程度のスレやキズがあることが多いです。基本多少のスレ、キズであれば撮影に大きく影響が出ることはありませんが、深いキズや傷跡がある場合は、カメラの外観だけでなく、内部にもダメージがある可能性があるため、購入前にしっかりと確認しましょう。
②へこみ
カメラボディにへこみがある場合、内部にもダメージがある可能性があります。また、へこみがあるとレンズの着脱が困難になる場合があります。購入前にしっかりと確認しましょう。
③モルト
黒い布やスポンジのことを「モルト」と呼びます。
主にフィルムカメラのミラーやフィルム室などに貼られ、光を遮光する役割を担っています。しかし、モルトは経年劣化などによってぼろぼろになることがあり、そのまま使用すると光線漏れの原因になります。
このため、モルトがしっかり残っている商品や、モルトが張り替え済みの商品を選ぶことをおすすめします。価格が少々高くなっても、しっかりとしたモルトを備えたカメラを選ぶことが重要です。
④電池の液漏れ
長時間電池を入れっぱなしにすることで液漏れが生じる場合があります。カメラボディ内部に液漏れがある場合、部品の劣化や錆びの原因になることがあります。また、カメラの内部の電子部品にも影響を与えることがあります。購入前に必ず液漏れがないか確認しましょう。
⑤露出計などの電子機器の異常有無
カメラボディには、露出計や自動露出機能などの電子機器が搭載されています。中古カメラを選ぶ際には、これらの電子機器が正常に動作しているかを確認することが重要です。具体的には、露出計が正常に動作しているか、自動露出機能が正常に作動しているかなどをチェックしましょう。
⑥シャッター速度が変わるか
シャッター速度は、カメラのシャッターが開いている時間の長さを表す値であり、正確なシャッター速度が必要な場合があります。中古カメラを選ぶ際には、シャッター速度が正確に動作しているかを確認しましょう。具体的には、異音がしないか、シャッター速度が正確に計測できるか、長時間露光をしても異常がないかなどをチェックしましょう。
⑦ミラーアップは正常か
一眼レフカメラには、シャッターを切ると反射鏡(ミラー)が上がり、光をセンサーに当てる仕組みがあります。中古カメラを選ぶ際には、ミラーアップが正常に動作しているかを確認しましょう。具体的には、ミラーアップ中に異音がしないか、ミラーアップ後に光がセンサーに正常に当たっているかなどをチェックしましょう。
⑧ファインダー窓はクリアか
カメラのファインダー窓は、撮影時に被写体を確認するために非常に重要な役割を果たします。そのため、カメラボディを選ぶ際には、ファインダー窓の状態を確認することが必要です。
ファインダー窓には、ホコリや汚れ、かすれなどが付着していることがあります。これらの汚れやかすれがあると、被写体を確認する際に不便を感じることがあります。そのため、カメラボディを選ぶ際には、ファインダー窓の状態を確認して、できるだけクリアな状態のものを選ぶことをおすすめします。
おわりに
今回は中古フィルムカメラを購入する際の注意点や選ぶポイントについて紹介しました。
以上のポイントを抑えて、中古のカメラボディを選ぶ際には、しっかりと確認を行い、安心して購入できるものを選ぶようにしましょう( `ー´)ノ