ネットやカメラ屋さんでフィルムの現像をお願いした際に、プリント写真やデータ化したCDと一緒に貰える茶色いフィルムは一体何なのか。皆さんは知っていますか?
茶色いフィルム(ネガ)は、撮影したフィルムを現像して得られるもので、撮影された写真の映像化されたものに相当し、プリントやデジタルデータ化の元となる原板として使用されます。
つまり、茶色い「ネガ」は写真をプリントするための原板であり、何度でもプリントすることができるばかりか、写真が破れてしまっても再びプリントすることができますし、スマートフォンが壊れてしまっても何度でもデータ化することができます。
しかし、残念ながら多くの人がこの茶色い「ネガ」の使い方が分からないまま、捨ててしまっている方もいるのではないでしょうか。
デジタルの時代に形として残り続ける
今となっては、一人一台はスマホを持つ時代になっています。ですが、デジタルの写真は、形として残ることが少ないのではないでしょうか。
私自身、昔スマホではなくガラケーと呼ばれる折り畳み式の携帯電話を所持していた時に撮影した写真などはもう見返すことができなくなりました。デジタルの記憶媒体に保存していると故障した際のリスクが付いてきますね、、。(今ではクラウドに保存などのバックアップがありますが。)
例えば、友人との写真や家族との食事の写真、そして子供の頃に遊んだ場所の写真など、撮ったときは特に思わなかったかもしれませんが、時間が経つにつれて、それらは非常に貴重な宝物になることは間違いありません。(最近、1年前に撮った写真を見たら、すでに懐かしさが漂っていました。)
そんな貴重な時間を残すために、フィルムで写真を残すのはどうでしょうか。
ネガの保管方法
ではネガはどのように保存しておけばいいのでしょうか。
調べてみると以下のようなことに注意すればOKだそうです。
- 高温多湿を避け、冷暗所に保管
- 太陽光や蛍光灯に長期間当てない
- フィルムを触るときは手袋、ピンセットを使うなどして直接は触れない
高温多湿を避け、冷暗所に保管
湿度70%以上の環境はカビの繁殖に適しており、ネガフィルムを保管する際には湿度管理に注意が必要です。湿度が高い場所で保存すると、フィルムにカビが発生し、画像の品質が低下したり、フィルムそのものが傷んでしまう可能性があります。
湿度が高い梅雨の時期には、除湿剤を使用するか、湿度の低い場所で保管することをおすすめします。また、風通しのいい場所に保管することで、湿気を逃がすこともできます。
太陽光や蛍光灯に長期間当てない
フィルムに長時間強い光を当てると、色あせや変色の原因となり、ダメージを受けてしまいます。そのため、直接日光の当たらない場所で保管することが重要です。
フィルムを触るときは手袋、ピンセットを使うなどして直接は触れない
フィルムには、指紋や手の脂などがつくと、現像時に画質に影響を与えることがあります。そのため、フィルムを扱う際には、手袋やピンセットを使って直接触れないようにしましょう。
以上の点に注意して保存することで、ネガの劣化を防ぎ、長期間保存することができますよ(*'▽')