一眼レフカメラやミラーレスカメラを手にして一番最初に使うモードといえばオートモードですよね。全てをカメラ側で自動で設定してくれるため便利な機能です。
ですがそこから『せっかく良いカメラを買ったのだからもっと自分で設定をいじりたい』と思った時に使用する機能が絞り優先モード(Aモード)なのではないでしょうか。
今回は私が絞り優先モードを使用する際に気をつけている6つの事について紹介したいと思います。
絞り優先モード(Aモード)とは
絞り優先モードとはずばりF値を任意に設定できるモードのことです。
メーカーによって絞り優先モードとかAモード、Avモードと呼んだりしています。
F値以外はカメラ側で適正な明るさになるように、シャッター速度とISO感度はカメラで自動的に設定されます。 被写体だけにピントを合わせて前後をぼかしたい時や、手前から奥まで広い範囲にピントを合わせて全体の風景を表現したい時に適したモードになります。
気を付けたい6つの事
ここからは私の実体験も踏まえて、絞り優先モードを使用する際に気をつけたいことをつらつら書いていこうと思います。
ボケすぎ注意
写真のボケ過ぎに注意しましょう。
明るいレンズ(単焦点レンズやF2.8通しの大三元レンズ)やマクロレンズを使った時はボケをフルに引き出したいがためについつい一番F値の明るい設定で撮影しがちになってしまいます。
背景だけでなく、被写体までもがボケてしまい返って何を表現したいのかわからない作品になることがあります。
F値を少しあげて写したい部分はしっかりピントを合わせるようにするとより良い一枚に仕上がると思います。
ノイズの乗りすぎに注意
続いてはノイズの乗りすぎに注意する事です。
特に夜景を手持ちで撮影する際にこの事に意識する必要があります。
絞り優先モードはF値以外のシャッター速度やISO感度はカメラ側で自動で設定されるため、ついつい夜景撮影など光量が少ない場合はISO感度が高めになることがあります。ISO感度が高いとノイズが乗りざらざらした画質の写真に仕上がってしまいます。
解決策としては、以下が挙げられます。
①F値を一番下まで下げる。
②カメラの設定で、ISO感度の上限を設定する。
①のF値を解放(一番小さい値にする)ことで、イメージセンサーに取り込む光をより多くすることができます。この結果ISO感度の低減につながります。
②について、何枚か写真を撮ってノイズが乗らないギリギリの上限に設定してやることで綺麗な写真を撮ることができます。
上限を低く設定しすぎると、逆の弊害としてブレた写真になることがあるので注意が必要です。
ブレに注意
続いてはブレに注意する事です。
こちらも特に夜景を手持ちで撮影する際に起こりやすい現象になります。
先程の注意点で少し触れましたが、F値とISOの上限を設定すると、カメラ側で自動で設定してくれるものがシャッター速度のみになってしまいます。
綺麗な写真を撮ろうとして、ISO感度の上限を低くしすぎてしまうと、シャッタースピードが遅くなるようにカメラ側は設定します。
これはイメージセンサーに入る光の量が少ないため、その分シャッターをより長い時間開けて光を取り込もうとするからです。そうすると手持ち撮影などでは特にブレが生じて、がっかり写真ができてしまいます。
対策として覚えておきたい格言があります。
『シャッタースピードは1/焦点距離以下に設定する』です。
1/焦点距離秒は、手ブレしないシャッタースピードの基準と言われており、これよりも遅くなると手ぶれの可能性が高まります。
白飛びに注意
続いては白飛びに注意することです。
日中晴れた屋外で撮影する時に起こりがちな現象です。
背景をぼかそうとしてF値を一番小さい値に設定して撮影すると以下のような写真になります。
これはイメージセンサーに取り込む光の量が多すぎるため上記のような白飛びと呼ばれる現象が起こります。カメラ側で綺麗に撮れるシャッター速度を自動で調整していますが、カメラのシャッタースピードの上限を振り切っている可能性があります。F値を上げることで改善します。
回折現象に注意
続いてはレンズの回折現象についてです。
何だそれはと言う方も多いと思います。かくいう私もメカニズムまで正確に知っているわけではないのですが、これを知っておくだけでもより撮影が上手くなると思うので紹介します。
F値は写真の画質にも影響しています。
一般的にはF値が8前後で最高の画質になると言われているそうです。これはレンズが歪んでいることが関係し、F値を絞ることでよりレンズの歪んでいない部分を使用できるためです。
ですが、絞りすぎると光の通り道が狭くなりすぎてレンズ内で光が反射してかえってレンズの全面を使う事にり画質の低下につながります。
どの程度F値を上げるとこの現象が起こるかは各レンズによって変わりますので、自身で試してみてください。
周辺減光に注意
最後に周辺減光と呼ばれる現象についても注意が必要です。
F値を開放にした時に画面の四隅が暗くなってしまう現象のことを言います。
対処法としては、ライトルームなどの編集ソフトで、補正をかければ一発で解消するので、撮影時はあれっと思っても特に気にしなくても良いです。
おわりに
今回は絞り優先モードを使用する際に気を付けておきたいことを記事にしました。
紹介した注意点を意識して楽しいカメラライフを過ごしてくださいね。