今回は富士フィルムX-E4に内蔵されているフィルムシミュレーション『クラシックネガ』とクラシックネガのベースとされている本家『写ルンです』を同時間、同場所で撮影して色味や雰囲気などの違いを比較してみました。
どのような差があるのか検証です!
フィルムシミュレーション『クラシックネガ』の特徴
とにかく深みのある色
クラッシックネガの色の特徴はなんといっても深みのある色です。何気なく撮ったスナップ写真や平凡に見える写真でもどこか懐かしい記憶を呼び起こすかのような印象深い写真に仕上がります。
色味の特徴としては、ハイライトは緑傾向の色味を入れ、シャドウはうっすらとマゼンタを乗せることで深みのある描写と立体感を作っているそうです。
1986年生まれのロングセラー『写ルンです』の特徴
「いつでも、どこでも、誰にでも簡単にきれいな写真が撮れる」をコンセプトに1986年に登場したロングセラー商品です。フィルム特融の粒状感や味わいのある色味が特徴です。ISO400のフィルムで焦点距離は32㎜、絞りF10固定、シャッター速度は1/140秒、撮影距離は1m~∞です。27枚使い切りという限りがあるからこそ一度のシャッターを大切に思わせてくれます。
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クラシックネガと写ルンですの比較レビュー
今回の写ルンですのフィルムのデータ化はカメラのキタムラで依頼してもらったものになります。
またクラッシックネガの設定は下記の通りとなっています。
フィルムシミュレーション:クラッシックネガ
グレイン・エフェクト:OFF
カラークローム・エフェクト:OFF
カラークローム ブルー:OFF
ホワイトバランス:AUTO(雰囲気優先)
ダイナミックレンジ:200%
Dレンジ優先:OFF
トーンカーブ:H0 S0
シャープネス:0
高感度ノイズ低減:0
明瞭度:0
ではさっそく比較に参りたいと思う。
下の写真どちらが富士フィルムX-E4のフィルムシミュレーション『クラシックネガ』で、どちらが『写ルンです』で撮影したかわかりますか??
正解は上側が写ルンです、下側がクラッシックネガでの写真になります。皆さんはわかりましたか(^-^)
写ルンですの方が鮮やかさがあり、クラシックネガは落ち着いた彩度ですね。
木々の緑が渋いです(^_^)/フィルム特有の粒状感は味があっていいですね。
クラッシックネガでもグレインエフェクト機能が搭載されているので、フィルムで撮影したかのような粒状感を出すことも可能です。
2枚目です。
上の写真が写ルンですで下がクラシックネガで撮影した写真になります。
ダイナミックレンジの広さは圧倒的にデジタルに軍配が上がりますね。
ただ写ルンですで撮影した方は木々や空ののっぺり感がエモさを出していい味に仕上がっています。
クラシックネガで撮影した写真はクリアでシャープですが、色に立体感やメリハリがあり、手前から鳥居までの奥行きが感じられて良いです。
3枚目です。
ノスタルジックなシーンを選んでみました。交番もチンチン電車もなつかしさを感じます。撮影時間にタイムラグありますが、同じような色のチンチン電車が来て面白い。(青と黄色が上下反転しています笑)
こちらも上側の写真が写ルンですで、下側がクラシックネガで撮影したものになります。
写ルンですはフィルム感のあるこってりさがありますね。
おわりに
今回は富士フィルムX-E4に内蔵されているフィルムシミュレーション『クラシックネガ』と『写ルンです』を撮り比べて比較してみました。
クラシックネガのほぼデフォルトの設定で撮影しましたが、意外と本家写ルンですと同じような映りをしていると感じました。コントラストやフィルム独特の粒状感を設定することでよりフィルムっぽい映りに仕上がると思います。カメラ内でいろいろなパラメータをいじることができるのもフジフィルムX-E4の良さですね(^-^)
皆さんもいろんなフィルムシミュレーションを楽しんで良いカメラライフをお過ごしください!
今回使用したカメラ機材はこちらです。
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